FileMaker Cloudをイマイチ推奨できない2つの理由

2019年8月、アメリカで行われたFileMakerカンファレンスで、FileMaker社から重大な発表があったようです。

それと併せて、今回はFileMaker CloudについてJBIがあまり推奨していない理由を書いてみます。



FileMaker Cloudをイマイチ推奨できない2つの理由


手間のかかる時間を10分の1に、人生の充足時間を10倍に。
どうも、FileMakerパーソナルトレーナーながにぃです^^



FileMaker社からの重大発表


2019年8月7日、アメリカで行われたFileMakerカンファレンスで、FileMaker社から重大な発表がありました。


なんと、FileMaker, Incという社名が変更になりました。






Claris International Inc. (クラリス インターナショナル インク)






この名前が新しい社名です。突然の発表にびっくりしました(^^;
日本でも8月20日付でクラリス・ジャパン株式会社に社名変更するそうです。



かといってFileMaker自体が変わるわけではありません(^ ^)
新しい社名のもと、これまでのFileMakerと新サービスのクラウドに強い「Claris Connect」の2軸で会社は運営していくようです。



確かに時代的にはクラウドが主流になりつつあります。会社的には利益を出すための戦略としてそのような道を選んだのでしょう。




FileMakerのクラウド利用といえば、チーム向けライセンスのFileMaker Cloudと、APIによる連携が思い浮かびます。

そこで今回、FileMaker Cloudについて考えてみようと思います。




FileMaker Cloudをイマイチ推奨できない理由


JBIでは、2019年の今のところはFileMaker Cloud導入の推奨を控えています。
※FileMaker経験が未経験~概ね2年の方を対象に記事を書いています。

残念ながら僕はまだFileMaker Cloudを使ったことがありません。それでも、推奨を控える充分な理由を言えるので、批判を覚悟で書いています。




FileMaker Cloudはチーム向けのライセンスのひとつです。物理的なサーバーを用意すること無く、20分程度でFileMaker Serverを運用することが出来ます。

とても手軽に導入できるのが魅力のサービスです。



ではなぜJBIではFileMaker Cloudを推奨していないかというと、理由は2つあります。

1.日本語に対応していない。
2.障害が起きたとき為すすべがない。



順番に見ていきましょう。



1.日本語に対応していない。


FileMaker CloudはAmazonクラウドを利用したサービスです。今のところ基本的には英語のみです。

サービス開始するだけなら、手順通りに進めれば20分ほどで出来るのかもしれません。

でもその後もすべて英語で運用する覚悟が必要です。



通常の運用ではそれほど困ることはないかもしれません。そして、なんだ言語の問題か、と思われるかもかもしれません。



しかし気にして頂きたいのは、大事なあなたのデータをクラウドに預けている点です。

誤った操作によって全てのデータが消えてしまった、ということにもなりかねないのです。言語のほんのニュアンスの違いによるものだとしても、消失したデータは元には戻りません。



2.障害が起きたとき為すすべがない。


FileMaker CloudはアマゾンのクラウドであるAWSを使ったサービスです。

さすがにアマゾンで何か起こるというのは考えにくいですが、何かよく分からない障害が起きた時や予期せぬトラブルが起きた時など、万が一何かあった場合に為すすべがないと思っています。



例えば突然、Admin Console(管理画面)が繋がらなくなったとしましょう。※インターネットにはちゃんと繋がっているとします。

まずあなたはデータを救出したいと考えますよね。



しかし、Admin Consoleが繋がらないため、ファイルのダウンロードができません。



あなたはどうしますか?

自動的に復帰するのを天に祈りますか?



サーバー管理やネットワーク管理の専門家ではないあなたが出来ることは、外部の業者にお願いして見てもらうことくらいではないでしょうか。

最悪なシナリオは、何年も蓄積してきた貴重なデータを全て失うことです。

これだけは本当に避けなければいけません。


安心できるのは「見える」サーバー


FileMaker Cloudは手軽に始められて便利なものかもしれません。

でもサーバーやネットワークの専門家ではないあなたが使うのであれば、一時的な使用に留めるか、仮に消失しても困らない状態にしておく必要があります。

どうかその点を留意して導入の判断をして頂きたいと思います。

安心できるサーバーとしてVPSの記事も書いていますので、こちらもどうぞご覧ください。クラウド上にサーバーを持ってみる >



JBIでは他社のVPSサービスを使ったFileMaker Serverのサーバー設定代行を行っています。

VPSサービスでの運用はほぼクラウドと言っていい内容です。これはWindowsサーバーを使うものなので、Windowsに慣れている方であれば扱いやすいですし、何より日本語で運用ができます(^^)

サーバー代行の詳細はこちら >




他にはMac miniを使った運用も考えられます。

これはまさに手で触れるものです。

障害が起きた時、電源なのか?HDDなのか?SSDなのか?を探ることもできるし、バックアップをUSBで外部メディアに取っていれば、早く復旧できる可能性も高まります。



これらはまさに「見える」から出来ることです。

FileMakerによって業務を「見える化」したのに、肝心のサーバーが「見えない」というのでは本末転倒になりかねません。




ただ、今後クラウドの技術がますます進んで、上記のような問題がクリアされていくことも考えられます。

その時にはまた記事を書きたいと思います^ ^





他になにかお困りのことがあればお問合せ下さい。












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