【中級向け】Excel (エクセル) っぽい画面を FileMaker (ファイルメーカー) で作る方法 [かゆい所に手が届くシリーズ]

*本サイトの【初級・中級・上級】の定義は別のページで定義しています。

エクセルでの業務管理から FileMaker に移行したての時、お客様の中には FileMaker の画面が「なんか使いづらい」「なんか見づらい」と感じる方が少なからずいらっしゃいます。

ここでは、そんな方に向けて「エクセルっぽい」画面を FileMaker で作る方法にアプローチしてみたいと思います。

※超初級者や初級の方は、「FileMaker はこんなことも出来るんだな」と思って頂ければ幸いです。





このページでは次のような内容が書かれています。
  • FileMaker でエクセルっぽくする2つの提案
  • 【1】表形式を使う
  • 【2】リスト形式を使う
  • まとめ


FileMaker でエクセルっぽくする2つの提案


なぜお客様が FileMaker の画面が「なんか使いづらい」「なんか見づらい」と感じるのか、2つの理由が考えられます。


①単に馴染んでいないだけ

エクセルから FileMaker に移行したての時は、単に以前のエクセルに慣れていて新しい画面に馴染むのに時間がかかると思います。



今までフィーチャーフォン(ガラケー)だったのをスマホに切り替えた後は誰もが馴染むまで時間がかかったのと同じです。

ただ、これは使っていくうちに馴染んでいくので問題は自然に解消していきます。(解消しない場合は改善が必要)


②一画面内の情報量

一度に見れる情報量がエクセルより FileMaker の方が少なく感じるということもあります。



エクセルはきれいに整ったマス目が並ぶため、一画面に表示できる情報量は多くなります。

FileMaker は画面を自分で作る際にはどうしても余白を作りたくなり、その分だけ一画面に収まっていた情報量があるれてしまいがちです。



さて、2つのうち重要なのは②だと考えます。それは業務の効率に関わってくるからです。

そこで、「一画面に表示する情報量を多くしたい」という目的のもと、本記事では次の2つのパターンでエクセルっぽい画面を作る方法にアプローチしてみます。


【1】表形式を使う
【2】リスト形式を使う



【1】表形式を使う


当たり前といえば当たり前の方法です。

レイアウトの「表形式」はエクセル画面に似ていますので、これをそのまま使うのが最も効率的です。



ところが、次のような難点があります。
  • ヘッダやフッタが無いのでシステムとしての統一感が出ない。
  • 列タイトルがフィールド名になり、任意の列項目名にできない。
など・・・

ただ、これらの難点は FileMaker の持つ機能を知ることで充分解決できるかもしれません。

ではその FileMaker の機能で設定してみたいと思います。





その前に、まずは表形式のレイアウトをひとつ作成しておきます。
(※レイアウト作成についてよく分かっていない場合は、レイアウトについての超初級者向け記事をご覧ください ▶こちら↗


*データはすべてダミーです。


このままだと、たしかにヘッダもフッタも無く、列タイトルもフィールド名そのままで、なんだか無機質で使いづらい印象を受けます。

ではこれらを解決していきます。


・ヘッダやフッタが無いのでシステムとしての統一感が出ない。

レイアウト設定 > 表示タブ > 表形式の「設定」 > 「パート」 を開きます。


ここの「ヘッダ」「フッタ」のチェックを入れます。(上部/下部ナビゲーションは必要に応じてチェックします)



すると、ヘッダとフッタが表示されました。これでメニューボタンを置いたり出来るので他の画面と同じように作れてシステムとしての統一感が出ます。

*データはすべてダミーです

・列タイトルがフィールド名になり、任意の列項目名にできない。


レイアウト設定 > 表示タブ > 表形式の「設定」 > 「列」 を開きます。


ここの「列タイトルを表示する」のチェックを外し、表示しない設定にします

ブラウズモードで見てみると、列タイトルが非表示になりました。



あとはヘッダにラベル(テキスト文字)をうまいこと配置することで、任意に、自分の好きなように列タイトル名をつけることができます。

*データはすべてダミーです

これらの設定によって、表形式のレイアウトであっても良い感じのところまでは自分好みにカスタマイズできます。


【2】リスト形式を使う


表形式レイアウトの場合はどうしても使い勝手に難があります。列の位置変更や列幅調整をする度に列タイトルを表示する手間がかかる、などです。

そこで、レイアウトを自由にカスタマイズできるリスト形式を使ってエクセルっぽくする方法をやってみます。



まず、リスト形式のレイアウトをひとつ作成します。これは通常通り。
(※レイアウト作成についてよく分かっていない場合は、レイアウトについての超初級者向け記事をご覧ください ▶こちら↗




それではまず、エクセルのような1行っぽい感じを出すためフィールドの高さを最小にします。(フィールドをすべて選択して作業すると良い)



その時、なぜか高さが小さくならない場合は、インスペクタ「外観」タブにある「パディング」の上下を「0」にしてみて下さい。


フィールド内の上下に余白がなくなり、高さをさらに小さくできます。




それでもまだ高さがある場合は、インスペクタ「位置」タブにある「サイズ」で強制的に調整します。





次に、ボディの高さをフィールドの高さに合わせ、ボディとフィールドがピッタリ重なるようにします。

*顧客名はダミーです

※この時、フィールドがヘッダにはみ出さないように注意します。少しでもはみ出すとヘッダ領域扱いになり、ボディにデータが表示されません。



隣同士のフィールドもピッタリとくっつけます。

*顧客名はダミーです




最後に「枠線」を入れることでエクセルの「セル」っぽくしてみます。




ブラウズモードにしてみると、確かに一画面で表示できる情報量は多くなりました。

*データはすべてダミーです



これで一応は完了、、、ではあるのですが、まだエクセルっぽさが足りないのでもう少しこだわってみます。

フィールドに枠を入れただけだと、実はフィールドが重なり合うところが少しずれただけで枠線が太く見えたりズレて見えたりしてエクセルっぽさがでなくなります。

少しズレただけで見た目が微妙になることも・・・



これを改善するため、次の3つのことを設定してみます。



①角丸をなくす

ボディ上のフィールドを全て選択しておき、「角丸の半径」を「0」にしてフィールドの角の丸みをなくして直角にします。これでエクセルの「セル」っぽくなります。




②枠を左と下だけにする

ボディ上のフィールドを全て選択しておき、枠は左と下だけ付けます。
※なお、一番右側にあるフィールドの枠だけは右枠も付けます。





③ヘッダに下線を入れる

ヘッダに下線を入れることで、一番上のレコードの上枠の代わりにします。一番上に「蓋」をするイメージでしょうか。





さてどうでしょう、うまいことエクセルっぽくなったのではないでしょうか!




枠線は基本的に左と下だけ入れましたが、上枠にも線が入っているように "見える" のは、フィールドの下枠線がうまいことフィールドの上枠線の役割も担っているためです。




このようにリスト形式レイアウトを使えば好きなようにカスタマイズが出来るので、後々の使い勝手は良くなる可能性はあります。


まとめ

以上、FileMaker でエクセルっぽい画面を作ってみました。

・簡易的に用意できればいい、という場合は表形式レイアウトを使う(【1】表形式を使う
・いろいろ画面が込み入りそうな場合はリスト形式を使う(【2】リスト形式を使う
というのが良さそうです。



ところで、【2】リスト形式を使う では基本的に枠線を左と下に付けました。

もし左とに付けるとどうなるでしょうか。対象レコード件数が少ないと、一番下のレコードの下枠が付いていないように見えるんですね。



そういうこともあり、左と下に枠線を入れたのでした。

ぜひ、いろいろ試してみてください^ ^



もっと詳しく学びたいときはお問合せより受講ご依頼の旨をお知らせ下さい。




今日も良い一日を♪





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