投稿内容:「Filemaker導入を決めた後に考えること3つ【初級編】」
データ作業時間を10分の1に、人生の充足時間を10倍に。
どうも、初級向けデータスッキリ管理コンサルタントのながにぃです^^
はじめに

FileMakerを導入することに決めたとして、その後に考えなければならないことをまとめてみました。
本記事の前提として、社内に開発者がいない、あるいはITに精通した人がいない、としておきます。
FileMakerを見たことがある、聞いたことがある、触ったことがある、といった程度の中で、一体何をどうすればいいのか。
本記事がそんなあなたのお役に立てたら幸いです(=´▽`=)
まず、考えるべきことはざっとこんな感じでしょうか。
・ライセンス数
・システム環境
・FileMakerファイルの制作
これらのことは、ライセンス数つまり使う人数によって内容が異なってくるかと思います。
本記事では、ライセンス数が5~100程度と、ライセンス数が1のときの、それぞれの導入決定後に考えなければならないことをまとめてみます。
ライセンス数が5~100程度

ライセンス数が5~100程度、つまりFileMakerを使う人数が5人以上いる小・中規模体制の場合です。
◎FileMakerライセンス
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「チーム向けServer(オンプレミス)」の年間ライセンスでほぼ一択でしょう。
5ライセンス 年間96,000円(月換算8,000円)※税別
オンプレミスとは、サーバー/ネットワーク/ソフトウェアを自社で導入・運用することです。
「チーム向けCloud(AWS)」というものもあります。
いわゆるクラウドを使うことになりますが、オンプレミスに比べて多少機能が制限されていますし、これも結局は相応の知識や経験が必要になります。
導入時のコストは抑えられると言われていますが、サーバー管理に費やす時間もコストだと考えると、割に合わない可能性が高いです。
2020.08.04追記:
FileMaker Cloudがリリースされています。for AWSよりもコストが抑えられているので充分選択肢に入るかと思います。
FileMaker Cloudの無料評価版を試してみました! >
◎システム環境
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社内に置くタイプのものは、WindowsサーバーあるいはMacを用意する必要があります。
例えばFileMakerが推奨するスペックを満たそうとすると、次のような製品があります。
・Windowsサーバー
FUJITSU TX1310 M3[PCサーバ Server PRIMERGY(CPU:Xeon/OS:WinSVR 2016 Standardインストール/メモリ:8GB/HDD:2TB×2)]]
Amazon価格 229,800円 (税込)
・Mac mini
APPLE Mac mini (2.6GHz Dual Core i5/8GB/1TB/Intel Iris) MGEN2J/A
Amazon価格 85,000円 (税込)
5人くらいであれば、最初はMac miniという選択肢もありかと思います。
サーバーの設定・運用を社内でやるとなると、勉強しながら悪戦苦闘して経験値を積んでいくことになります。
時間をコストに換算すると、なかなか大変かもしれません。
そうですね、ITに関心の高い若手に託すというのは有効な手段です笑
もし社内だけ繋がれば良いという場合は、ローカルネットワーク内で済むためセキュリティ的には多少気は楽です。
外からもアクセスしたいとなると、ファイアウォールやルータのポート設定など色々勉強する必要があります。
ネットワークの部分だけ外部の業者にお願いするのも有りでしょう。
ちなみに、半クラウドとして自社にサーバーを置かない方法もあります。
例えばこんなサービスがあります。
さくらのVPS for Windows Server

推奨スペックを使う 年間157,680円 (税込)
スペック低くてもひとまず動けばいい場合 年間29,160円 (税込)
オンプレミスの選択肢の一つとして有効かと思います。
僕も使っています♪
サーバー以外では、当然クライアントPC(制作や作業するためのPC)が必要です。
Windows(7,8,10)かMacをお使いでしょうから、おそらくほぼ問題はないと思います。
端末デバイスとしてiPhoneやiPadが必要な場合もあると思います。
FileMaker Go 17が使えるのは iOS 11.2 以降なので、その点は注意が必要です。
FileMaker Goでは制作ができませんので、制作用のPCは必ず必要になります。
2020.08.04追記:
FileMaker CloudはWindowsやMacOSのサーバーは不要です。管理に多少制限はあっても管理するものを少しでも減らしたいのであれば一つの候補として充分考えられます。
FileMaker Cloudの無料評価版を試してみました! >
◎FileMakerファイルの制作
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運用中のエクセルがあれば、それをFileMakerに変換するところから始まるのかなと思います。
どこから始めていいかわかりませんので、まずは小さな業務からFileMakerファイルを制作していき、少しずつ作業の効率化や時間の短縮を図ることになるでしょう。
FileMakerの公式Webページには勉強のためのツールが豊富にあります。
無料のPDFガイドブックをダウンロードできるし、ウェビナーもたくさんあります。
このような独学で制作をする場合、それをコストと考えるかどうかはそれぞれです。
費用 年間0円~あなたの年収分 ※考え方次第
また、FileMaker公式の有償トレーニングもあり、認定資格を持った方が教えてくださるので内容は充実しているかと思います。
FileMaker 17 Master Training -初級コース- 費用:2日間 27,000円 (税込)
FileMaker 17 Master Training -中級コース- 費用:3日間 81,000円 (税込)
FileMaker 17 Master Training -上級コース- 費用:2日間 54,000円 (税込)
※詳細はFileMaker公式ページからお問合せ下さい。
ちなみにJBIのながにぃはまだ認定資格を持っていませんが、独自の習得方法によってFileMaker習得までの道のりを大幅に短縮して頂けます。
より実践的に、あなたが使う運用ファイルそのものを手がけながら知識や技術を同時並行的に習得できるからです。
週に1回など、あなたのペースに合わせて一緒に制作していきます。
公式トレーニングのように一度にまとめて習得するか、少しずつレベルアップしていくか。
あなたの状況に合わせてご選択するのが良いと思います。
◎ライセンス数が5~100程度のまとめ
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・ライセンス
「チーム向けServer(オンプレミス)」 5ライセンス 年間96,000円(月換算8,000円)※税別
・システム環境
Mac mini 85,000円 (税込)
or
VPS for Windows Server 年間29,160円 (税込)
・FileMakerファイル制作
選択肢は様々
ライセンス数が1

それではライセンス数が1、つまりFileMakerを使うのは自分だけ、という場合です。
◎FileMakerライセンス
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「個人向けFileMaker」でほぼ一択でしょうか。
FileMaker Pro Advanced 57,600円 ※税別
個人向けは新バージョンが出てもアップグレード出来ないのが難点です。
テスト開発で使う場合には、FileMaker Developer Subscription(FDS)がオススメです。
なんと、FileMaker Pro Advancedだけじゃなく、FileMaker Serverも付いてくるし、新バージョンが出た時にはアップグレードも出来ます。
年間9,000円 ※税別
詳細はFileMakerのWebページをご参照下さい。ながにぃにお問合せ頂ければお答えします。
◎システム環境
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FileMaker Pro Advanced 17では、MacはOSがmacOS High Sierra 10.13またはmacOS Sierra 10.12が条件とされています。
外からアクセスする必要がある場合は、FileMaker Serverを導入するのが良いですが、遠隔操作のアプリを使用する方法もあります。
別途端末デバイスが必要な場合はiPhoneやiPadを用意します。
費用 とりあえず持ってるPCがあればOK
◎FileMakerファイルの制作
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ちなみにJBIでは個人レクチャーも承っていますので、お気軽にお問合せくださいませ(^^)
◎ライセンス数が1のまとめ
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・ライセンス
「個人向けFileMaker」 FileMaker Pro Advanced 57,600円 ※税別
・システム環境
費用 とりあえず持ってるPCがあればOK
・FileMakerファイル制作
選択肢は様々
いかがでしたでしょうか。
それぞれの状況によって、様々な選択肢があると思います。
もし何か不明な点があればお問合せ頂くか、コンサルも承っておりますのでお気軽にお声掛けください。
今日も良い一日を♪
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