FileMaker(ファイルメーカー)とは?野球で言えばオールラウンドプレイヤー

ご覧いただきありがとうございます。

こちらへいらっしゃったということは、あなたはFileMakerを既にお使いか、もしくは触ったことはないけど少なくとも名前はご存知なのだと思います。

ここでは、FileMakerについてあまり詳しくは分かっていないというあなたに向けて、FileMakerが担える範囲について書いてみます。



このページでは次のような内容が書かれています。
  • 野球は投手と野手など専門のポジションを持つのが常識
  • システムの世界でのポジション分布
  • FileMakerのポジション
  • FileMakerの三段階のカテゴリーに注意
  • まとめ



FileMaker(ファイルメーカー)とは?野球で言えばオールラウンドプレイヤー


作業時間を10分の1に、人生の充足時間を10倍に。
すべては小さな革新から始まる!の、ながにぃです^ ^



なぜ、FileMakerが野球で言えばオールラウンドプレイヤーなのでしょうか。

それを紐解いていきたいと思います。


野球は投手と野手など専門のポジションを持つのが常識


2021年の初夏、アメリカメジャーリーグでは大谷翔平選手が打者・投手・野手と三刀流のプレーで大活躍しています。

プロ野球の世界では「選手はひとつのポジションを専門にプレーする」というのが常識です。



 プロは勝ってなんぼですから、専門性に磨きをかけて分業したほうが勝利のために効率が良いと思われます。

なので、投げることに特化した「投手」、打つこと・守ることに特化した「野手」など専門のプレイヤーになるのが普通です。(さらには野手の中でも「捕手」「内野手」「外野手」「DH(打者専門)」などに分けられますね。)

システムの世界でのポジション分布


システムの世界でもいろんなポジションがあります。

例えばSaaSのサービスのポジションを見てみましょう。
(*SaaSとはSoftware as a Serviceの頭文字をとって形成された単語で、開発されたソフトウェアをインターネット経由で利用(提供)できるようにしたもの。基本的には完成版。)


*PRTIMESより引用「ピンチをチャンスに!<リモートワークに役立つサービス カオスマップ2020年版>を公開 by SOKUDAN(ソクダン)」※一部 PaaS も混在。


上の画像に載っているサービスはまだほんの一部だと思いますが、それでも凄い数のサービスがリリースされていますね^_^;



これらのサービスはポジションが明確な場合が多く、野球で言えば
  • 打者は「セールス」
  • 投手は「コミュニケーション」
  • 野手は「バックオフィス」
  • 野手の中でも捕手は「経理」や「労務管理」
  • 外野手は「ナレッジ共有」
  • 内野手は「グループウェア」
みたいなものでしょうか。(ごめんなさい、どれも何となく割り当ててます笑)


FileMakerのポジション


FileMakerは「PaaS」と呼ばれる部類に入ります。

(*PaaSとはPlatform as a Serviceの頭文字をとって形成された単語で、ミドルウェアやプログラミング言語、管理システムといったアプリケーション開発に必要なものを利用(提供)できるようにしたもの。つまり素材を使って利用者が必要な機能を自ら作る。)


そうです、必要に応じて自分でシステムを作る必要あり、その代わり自由に作りたいものを作ることができます。

なので作ろうと思えば「セールス」も「経理」も「労務管理」も「グループウェア」に似たものだってその気になれば作れます。



そうなんです。FileMakerは野球で言えば投手も野手もできる「オールラウンドプレイヤー」なのです。



それなのに、結構すごいことなのに、FileMakerの認知度はあまり高いとは言えません。

日本の中小零細企業は、どうやら「グループウェア」専門の内野手とか、「ナレッジ共有」専門の外野手とか、とにかく即戦力(高額な外国人助っ人でも構わず)を求める傾向があることと関係がありそうです。(調べてはいませんが)



 「FileMakerは何ができるの?」 → 「何でもできます!」

これでは「即戦力」として年俸を払おうにも基準が曖昧で契約したいとは思えないでしょう。(もし、たとえ2軍からでもいいから育てあげればエリートプレイヤーにもになり得るのですが・・・)



余談です。
中小零細企業が即戦力のサービスを取り入れるだけ取り入れて、でもうまくいかないことが多いのはなぜでしょうか。

即戦力同士でお互いは干渉せず、競い合うばかりでチームとして成立していないからではないか、そんなふうに個人的には思います。(※昨今、その即戦力同士を円滑にするためのノーコードのサービスが出ているほど *ZapireやIntegromatなど)

(参考)80%以上の企業がSaaS導入したもののうまく使いこなせていない
【理由】
・SaaSの機能が多すぎて使いこなせない
・社員のITリテラシーが低くて使いこなせない
・既存システムとの連携・相性が悪くて使いこなせない
[引用元:【最新版】リモートワークに役立つSaaSカオスマップ2020<利用率付>(PRTIMES)]



FileMakerの三段階のカテゴリーに注意


FileMakerはオールラウンドプレイヤーなんだ!じゃあこれを導入すれば何でも自由にシステムを作れていいじゃないか!(すぐ購入だ)



と、言いたくなるかどうかは分かりませんが、その前にFileMakerには三段階のカテゴリーがあることに注意が必要です。



「ノーコード・ローコード・プロコード」という三段階です。



野球で言えば(最後まで野球でいきます)、

「ノンプロ・独立リーグ・プロ野球」
です。


三段階のイメージ図

その三段階について僕なりのイメージをまとめました。

プロコードの主な領域の例(野球で言えば「プロ野球」)

  • Web APIを使った外部システムとの連携
  • 10万件、100万件以上のデータを扱う基幹システムのレベル
  • 他のシステムと連動させた広範囲な一元管理(例:病院と救急と行政の地域急患一元管理システム)
【イメージ】
  • 例えばシステム制作を仕事として専門にやっている人が試行錯誤しながら構築します。
  • かなり高度なシステムを作ることができます。
  • およそ6ヶ月から1年、またはそれ以上かかると見込まれます。
  • もちろんその分だけ開発費も結構かかります
  • 優秀かつ相性の良いベンダーさんと出会えればラッキーです。


ローコードの主な領域の例(野球で言えば「独立リーグ」)

  • 見積書・請求書の管理と伝票発行
  • 顧客情報と売上情報の一元管理
  • バーコードでの在庫管理システム
【イメージ】
  • 例えばパソコン(IT)に苦手意識のない人が悪戦苦闘しながら構築を試みます。
  • データベースの知見があれば自己解決しながら作ることも出来ます。
  • およそ3ヶ月から6ヶ月、またはそれ以上かかると見込まれます。
  • ただし思い通りにいかないことも多く、特に独学で制作すると込み入った複雑な状態になり、後あと機能追加や修正ができないほどの状態になることがあります。

ノーコードの主な領域(野球で言えば「ノンプロ」)

  • 日報管理
  • 機器の貸し出し一覧
  • 画像一覧
【イメージ】
  • 例えばエクセル入力やパワーポイントを作ったことがあれば、どうにかそれっぽいものを作ることができます。
  • およそ1ヶ月から3ヶ月、またはそれ以上かかると見込まれます。
  • ただし、最初の最初で何をしていいか分からずすぐに挫折してしまうことがあります。
  • また、ひとまず制作したとしても使い勝手を良くする改善ができずに効率が悪いまま使い続けるしかない状況に陥ることもあります。


※上記の例はあくまで僕個人のイメージです。当然ながら個々のスキルや状況、環境などによって変わります。


三段階のカテゴリーの混在


実はFileMakerでシステムを制作する際、上述の三段階のカテゴリーは機能画面でもヘルプでも明確になっていません。

もちろんどこにも「これはプロコード」など書かれていません。

三段階のカテゴリーがすべて混在されているのがFileMakerなのです。




よって、プロコードプレイヤーもローコードの領域は普通に使っていますし、なんならノーコードプレイヤーが知らずにプロコード機能を無意識に使うこともあり得ます。



自分で使える機能を、自分で使い分けながら制作していくことになるのです。(機能を覚えれば覚えるほどプロコードプレイヤーに近づけるし、覚えなければ同じカテゴリーのまま)

パソコンやデータベースに不慣れな人が、いきなり最初から壁にぶち当たってしまうことがあるのは、このことが要因になっていると考えられます。



FileMakerは20年以上も使われ続けてきた老舗のデータベースツールでもあり、これはやむを得ないことかもしれません。

この特徴を長所とみるか短所とみるかは、あなた次第です。(あるいは僕の伝え方次第かも^_^;)


※ちなみにClaris FileMakerのClaris社は、あの Apple の100%子会社です。iPad や iPhone とFileMakerとの連携がスムーズなのはそういう事情もあります。

まとめ


FileMakerは野球で言えばオールラウンドプレイヤーであるという理由を書いてみました。

ここまで書いてみて、もっと大きな視点で見てみると、オールラウンドプレイヤーであるより上の段階の「チームフロント」や「監督」とも言えるかもしれないと思いました。



FileMakerは複数のFileMakerファイルを連携したり、データ同士を連携したりすることもできます。

「経理ファイルとセールスファイルを組み合わせよう」「あのデータとあのデータを連携させよう」といったことです。

これは野球で言えば「あの選手とあの選手を引き抜こう」「今日は控えのあの選手を三塁手にして、昨日の三塁手は一塁に回そう」ということになり、まさに監督の仕事と言えます。



まず最初はプレイヤーとしてFileMakerのことを知り、ゆくゆくは監督、チームフロントとしてより広い視野でのシステム構築ができるようになるのがFileMakerの魅力かもしれません。






ちなみに野球を例に書いてきましたが、僕は中学校から社会人数年までずっとサッカーをやってきました^ ^(どうでも良い情報)






今日も良い一日を♪





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