FileMaker (ファイルメーカー) とは?野球で言えばオールラウンドプレイヤー

ご覧いただきありがとうございます。

こちらへいらっしゃったということは、あなたは FileMaker を既にお使いか、もしくは触ったことはないけど少なくともご興味はあるのだと思います。

ここでは、FileMaker についてあまり詳しくは分かっていないというあなたに向けて、FileMaker が担える範囲について書いてみます。



このページでは次のような内容が書かれています。
  • 序文
  • 野球は投手と野手など専門のポジションを持つのが常識
  • システムの世界でのポジション分布
  • FileMaker のポジション
  • FileMaker の三段階のカテゴリーに注意
  • まとめ



序文


FileMaker は組み立て型のデータベースです。すぐ画面を作れて、かつ沢山の機能により複雑な業務にもフィットできるシステムやアプリを自作できます。

かゆいところに手が届くように、自分の思い通りの、理想のデータ管理を構築することができます。

なんと iPhone でお馴染みの Apple の子会社である Claris 社が販売しています。正式名称は「Claris FileMaker」(クラリス ファイルメーカー)と呼びます。



「PaaS」と呼ばれる部類に入り、必要に応じて自分で作っていきます。自分が作りたいと思うものを自由に作れるメリットがあります。

歴史も古く、最初の販売から実に20年以上経っている老舗のデータベースなのです。




さて、ではなぜ FileMaker は、野球で言えばオールラウンドプレイヤーなのでしょうか。

今回は野球にたとえながら色々書いてみたいと思います。


野球は投手と野手など専門のポジションを持つのが常識

2021年の初夏、アメリカメジャーリーグでは大谷翔平選手が打者・投手・野手と三刀流のプレーで大活躍しています。

プロ野球の世界では「選手はひとつのポジションを専門にプレーする」というのが常識です。



 プロは勝ってなんぼですから、専門性に磨きをかけて分業したほうが勝利のために効率が良いと思われます。

なので、投げることに特化した「投手」、打つこと・守ることに特化した「野手」など専門のプレイヤーになるのが普通です。(さらには野手の中でも「捕手」「内野手」「外野手」「DH(打者専門)」などに分けられますね。)

システムの世界でのポジション分布

システムの世界でもいろんなポジションがあります。

例えばSaaSのサービスのポジションを見てみましょう。
(*SaaSとはSoftware as a Serviceの頭文字をとって形成された単語で、開発されたソフトウェアをインターネット経由で利用(提供)できるようにしたもの。基本的には完成版。)


*PRTIMESより引用「ピンチをチャンスに!<リモートワークに役立つサービス カオスマップ2020年版>を公開 by SOKUDAN(ソクダン)」※一部 PaaS も混在。


上の画像に載っているサービスはまだほんの一部だと思いますが、それでも凄い数のサービスがリリースされていますね^_^;



これらのサービスはポジションが明確な場合が多く、野球で言えば
  • 打者は「セールス」
  • 投手は「コミュニケーション」
  • 野手は「バックオフィス」
  • 野手の中でも捕手は「経理」や「労務管理」
  • 外野手は「ナレッジ共有」
  • 内野手は「グループウェア」
みたいなものでしょうか。(ごめんなさい、どれも何となく割り当ててます笑)


FileMakerのポジション

FileMaker は「PaaS」と呼ばれる部類に入ります。

(*PaaS とは Platform as a Service の頭文字をとって形成された単語で、ミドルウェアやプログラミング言語、管理システムといったアプリケーション開発に必要なものを利用(提供)できるようにしたもの。つまり素材を使って利用者が必要な機能を自ら作る。)


そうです、必要に応じて自分でシステムを作ることになります。その代わり自由に理想となる管理システムを作ることができます。

なので作ろうと思えば「セールス」も「経理」も「労務管理」も「グループウェア」に似たものだってその気になれば作れます。

なんなら「生産管理」や「顧客管理」、「交通費管理」など "欲しい" システムを作れます。




そうなんです。FileMaker は野球で言えば投手も野手もできる「オールラウンドプレイヤー」なのです。



それなのに、結構すごいことなのに、FileMaker の認知度はあまり高いとは言えません。

日本の中小零細企業は、どうやら「グループウェア」専門の内野手とか、「ナレッジ共有」専門の外野手とか、とにかく即戦力(高額な外国人助っ人でも構わず)を求める傾向があることと関係がありそうです。(調べてはいませんが)



 「FileMaker は何ができるの?」 → 「何でもできます!」

これでは「即戦力」として年俸を払おうにも基準が曖昧で契約したいとは思えないでしょう。(もし、たとえ2軍からでもいいから育てあげればエリートプレイヤーにもになり得るのですが・・・)



余談です。
即戦力のサービスを積極的に取り入れている中小零細企業がうまくいっていないことも多いと思います。それはなぜでしょうか。

即戦力同士でお互いは干渉せず、競い合うばかりでチームとして成立していないからではないか、そんなふうに個人的には思います。(※昨今、その即戦力同士を円滑にするためのノーコードのサービスが出ているほど *Zapire や Make (旧 Integromat) など)

(参考)80%以上の企業がSaaS導入したもののうまく使いこなせていない
【理由】
・SaaSの機能が多すぎて使いこなせない
・社員のITリテラシーが低くて使いこなせない
・既存システムとの連携・相性が悪くて使いこなせない
[引用元:【最新版】リモートワークに役立つSaaSカオスマップ2020<利用率付>(PRTIMES)]



FileMakerの三段階のカテゴリーに注意


FileMaker はオールラウンドプレイヤーなんだ!じゃあこれを導入すれば何でも自由にシステムを作れていいじゃないか!(すぐ購入だ)



と、言いたくなるかどうかは分かりませんが、その前に FileMaker には三段階のカテゴリーがあることに注意が必要です。



「ノーコード・ローコード・プロコード」という三段階です。



野球で言えば(最後まで野球でいきます)、

「ノンプロ・独立リーグ・プロ野球」
です。


三段階のイメージ図

その三段階について僕なりのイメージをまとめました。

ノーコードの主な領域(野球で言えば「ノンプロ」)★弊社のサポート対象

  • 日報管理
  • 機器の貸し出し一覧
  • 画像一覧
【イメージ】
  • 例えばエクセル入力やパワーポイントを作ったことがあれば、どうにかそれっぽいものを作ることができます。
  • およそ1ヶ月から3ヶ月、6ヶ月など短期間である程度のものは作れます。
  • 始めたての頃は壁にぶつかったり挫折してしまうこともあります。
  • 知見が少ないため改良できずに使い勝手が良くないシステムを使い続ける可能性もあります。



ローコードの主な領域の例(野球で言えば「独立リーグ」)★弊社のサポート対象

  • 見積書・請求書の管理と伝票発行
  • 顧客情報と売上情報の一元管理
  • バーコードでの在庫管理システム
【イメージ】
  • 例えばパソコン(IT)をよく使う人が悪戦苦闘しながら構築を試みます。
  • データベースの知見があれば自己解決しながら作ることも出来ます。
  • 中規模システムになると難易度が上がるため3ヶ月から6ヶ月、あるいはそれ以上かかることが多いです。
  • 独学で制作する場合はつまづくことも多く、何とか作れたとしても後あと機能追加や修正ができないほど複雑な内部状態になることがあります。


プロコードの主な領域の例(野球で言えば「プロ野球」)★弊社のサポートは内容による

  • Web APIを使った外部システムとの連携
  • 10万件、100万件以上のデータを扱う基幹システムのレベル
  • 他のシステムと連動させた広範囲な一元管理(例:病院と救急と行政の地域急患一元管理システム)
【イメージ】
  • 例えばシステム制作を仕事として専門にやっている人が試行錯誤しながら構築します。
  • かなり高度なシステムを作ることができます。
  • およそ6ヶ月から1年、またはそれ以上かかると見込まれます。
  • もちろんその分だけ開発費も結構かかります
  • 優秀かつ相性の良いベンダーさんと出会えればラッキーです。



※上記の例はあくまで僕個人のイメージです。当然ながら個々のスキルや状況、環境などによって変わります。


三段階のカテゴリーの混在


実は FileMaker でシステムを制作する際、上述の三段階のカテゴリーは機能画面でもヘルプでも明確になっていません。

もちろんどこにも「これはプロコード」など書かれていません。

三段階のカテゴリーがすべて混在されているのが FileMaker なのです。




よって、プロコードプレイヤーもローコードの領域は普通に使っていますし、なんならノーコードプレイヤーが知らずにプロコード機能を無意識に使うこともあり得ます。



自分で使える機能を、自分で使い分けながら制作していくことになるのです。(機能を覚えれば覚えるほどプロコードプレイヤーに近づけるし、覚えなければ同じカテゴリーのまま)

パソコンやデータベースに不慣れな人が、FileMaker でいきなり最初から壁にぶち当たってしまうことがあるのは、このことが要因になっていると考えられます。



FileMaker は20年以上も使われ続けてきた老舗のデータベースツールであり、機能が継ぎ足された結果なのでこれはやむを得ないことかもしれません。

この特徴を長所とみるか短所とみるかは、あなた次第です。(あるいは僕の伝え方次第かも^_^;)


※繰り返しますが、Claris FileMaker の Claris社は、あの Apple の100%子会社です。iPad や iPhone とFileMakerとの連携がスムーズなのはそういう事情もあります。

まとめ

FileMaker は野球で言えばオールラウンドプレイヤーであるという理由を書いてみました。

ここまで書いてみて、もっと大きな視点で見てみると、オールラウンドプレイヤーであるより上の段階の「チームフロント」や「監督」にもなり得るかもしれないと思いました。



FileMaker は複数の FileMaker ファイルを連携したり、データ同士を連携したりすることもできます。

「経理ファイルとセールスファイルを組み合わせよう」「あのデータとあのデータを連携させよう」といったことです。

これは野球で言えば「あの選手とあの選手を引き抜こう」「今日は控えのあの選手を三塁手にして、昨日の三塁手は一塁に回そう」ということになり、まさに監督の仕事と言えます。



まず最初はプレイヤーとして FileMaker のことを知り、ゆくゆくは監督、チームフロントとしてより広い視野でのシステム構築ができるようになるのが FileMaker の魅力かもしれません。






ちなみに野球を例に書いてきましたが、僕は中学校から社会人数年までずっとサッカーをやってきました^ ^(どうでも良い情報)
◇ながにぃコラムでも少し触れています ▶





今日も良い一日を♪




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