試行錯誤しながら外部公開可能なサーバー環境を構築しました。
構成としては、Mac mini を2台使ったものです。
クラウドサービスも便利ですが、やはり手元にもデータを置いておきたいですよね。
その辺りのことをまとめておきます。
Index
- 構築の目的
- サーバー構成と中身(役割分担)
- 通信環境
- 必要となる知識や技術
- まとめ
余談: 超軽量の折りたたみ傘が売られていますが、5本骨のものが多いので注意が必要です。強度にやや難があるからです。ある程度の強度がほしい場合はやはり6本骨。でもそうなると重さも出てしまいます。超軽量・6本骨・それでいて大きさも充分、そんな製品を探したりするのが楽しいです。
構築の目的
なぜ自社にサーバーを持つ必要があったのか。
▶ 一つはお客様のため。
▶ もう一つは自社のため。
具体的には次のような目的が複合的に内包されています。
・お客様の様々なご要望に対応できる体制
・大事なデータを手元に置くシミュレーション
(特定のクラウドサービスに依存しすぎないように)
・通信やネットワーク関連の知識や技術を実戦で身につける
・クラウド利用料など固定費を抑えるための代替案
・古い Mac mini を廃棄せず再活用
サーバー構成と中身(役割分担)
サーバー構成
Mac mini を2台
(サーバー1台目を S1 、2台目を S2 とする)・S1:Mac mini 2023(Sequoia) メモリ 16 GB / ストレージ 256 GB
・S2:Mac mini 2014(Monterey) メモリ 16 GB / ストレージ 256 GB
サーバーの中身(役割分担)
・S1:Claris FileMaker Server(クラリス・ファイルメーカーサーバー)
・S2:FileBrowser(ファイルブラウザー)
Claris FileMaker Server は自社で kintone のようなデータベースを自在に作れるソフトウェアです。
インターネットを介してパソコン・スマホ(iPhone)・タブレット(iPad)でデータ共有できます。
データベースなので業務アプリや業務システムなどで力を発揮します。(しかもかなり強力に)
こちらは料金が必要です。
FileBrowser は自前でクラウドストレージにできるソフトウェアです。
次のようなことができるようになりました。
・Mac mini の内蔵ストレージを自前クラウドストレージ化
・外部SSD(1TB) を自前クラウドストレージ化
・サブスク課金はもちろん不要
通信環境
ルータ
・小型モバイルルータ:Aterm05LN(NEC製)一昔前のモバイルルータを使用。
5G 非対応ですが、4G でも充分機能。
省エネモードで常時接続しています。
通信回線
・MVNO の SIMイオンモバイルのデータプランを契約。
光回線のような固定回線とは違って、次のようなメリットがあります。
・設置場所を柔軟に変えられる
・月ごとに通信容量を変更できる
設置環境
100円ショップで購入した小さいラックを3つ使って設置。
Mac mini の本体が小さいので非常にコンパクトにできました。
不安要素
ズバリ、夏場です。熱暴走を起こさないように工夫する必要があります。
といってもブンブン動かすサーバーではないので次のことをしているだけです。
・涼しい場所に置く
・小型のファン(自作パソコンなどで使うような)を24時間まわす
必要となる知識や技術
実際に外部公開まで行うには、いくつかのポイントがあります。
グローバルIPアドレスの取得
外部からアクセスするために必須です。
グローバルIPを使える MVNO は限られています。
この環境で使っているのはイオンモバイルのタイプ2です。
ただイオンモバイルのタイプ2は固定ではなく動的グローバルIPです。
そのため、動的IPアドレスを固定化する設定も必要になります。
※2026年現在ではイオンモバイルの他に、インターリンク [PR]↗や、イプシム、BIGLOBE biz などでグローバルIPを利用できます。
動的IPアドレスから静的ドメイン名への常時更新
いわゆるダイナミックDNSと呼ばれるものを行っています。
IPアドレスが変わっても同じドメインでアクセスできます。
無料の MyDNS サービスとドメインサイトの管理で設定しました。
・MyDNS というサービスを使って固定のドメイン名に常時更新
・さらにそれを自社のドメインに宛先を変更設定
ただ、この設定を維持するために、どれほど試行錯誤したことか⋯
ルータ設定
ポートマッピング(ポートフォワーディング)
ルータ側で外部アクセスを内部サーバーに振り分けます。モバイルルータの Aterm05LN には2台の Mac mini が繋がっています。
さらに幾つか別の機器も繋がっています。
外部からアクセスが来た時に、正しくサーバーに到達させないといけません。
例えば外出先で自社クラウドに画像を保存するためアップロードします。
するとデータが Aterm05LN に流れてきますが、正しく S2 サーバーに向かわせます。
そうすることで無事に画像が S2 内に保存されます。
リモートアクセス
リモートデスクトップ接続
AnyDesk や RustDesk といったリモートデスクトップで外出先からでも繋がるようにしました。これで何か起きても状況を確認できるので安心です。
SSH 接続
コマンドラインでリモート操作ができる SSH も設定しました。リモートデスクトップのような GUI は様々な要素が絡むためトラブルもあります。
SSH でも接続できるようにしておくと、かなり安心感が増します。
僕は元々、Windows だけを長年使ってきたためコマンドラインは苦手でした。
でも FileMaker Server や SSH を扱うようになって、Linux 関連も身につきました。
まとめ
今や AI に聞けばなんでも答えてくれる時代。
でも実際に機器に触って、失敗して。
それを乗り越えて成功するのは、圧倒的な価値体験になっています。
しかもそれはお客様へのご相談にも大いに役立つところでもあります。
コストを抑えた選択もでき、小さな事業者や個人の方にも役立てると思っています。
もし何かご相談したいことがあればフォームからご連絡ください。無料相談フォーム ▷
今日も良い一日を♪









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