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文系ファイルメーカー(FileMaker)|🔰初心者向けの「使える」関数を厳選

*本サイトの【初級・中級・上級】の定義は別のページで定義しています。

ファイルメーカー (FileMaker) には多くの便利な関数(自動計算・自動取得の仕組み)があります。
エクセルにある関数と基本的に使用する用途は同じです。
しかしファイルメーカーにはたくさんの関数があり、2025年10月時点で 361 あります。
初心者からすると何を使えばいいか解らない、多すぎて関数自体を敬遠している、となってしまいます。
僕はもともと文系人間で、理系の人が使う関数は今だにチンプンカンプンです。
そんな僕がファイルメーカー初心者の頃に感じていた「使える」関数を厳選してご紹介したいと思います。


Index
  • 取得関数(状況や環境を自動取得するもの)
  • テキスト関数(文字に関する情報を取得したり整形したりするもの)
  • 数字関数(四捨五入など数字に関して調整するもの)
  • 日付関数・時刻関数(日付や時刻に関して自動取得や整形するもの)
  • 日本語関数(ひらがなやカタカナ整形など日本語に対応したもの)
  • 論理関数(条件分岐するもの)
  • どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)
  • まとめ


余談:見た目のデザインはカッコいい業務システムなのに使い勝手が悪くて逆に効率が悪くなることがあります。僕は、①目的・機能、②デザイン、という優先順で考えます。デザインはあくまで目的・機能の補佐です(といってもパワーは強力)。デザインのパワーは凄いので順番が逆にならないように気をつけないといけません。



以下、いきなり関数が並びます。
詳細な使い所は最後の「どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)」をご覧ください。


取得関数
(状況や環境を自動取得するもの)


Get ( 日付 )|ゲット

現在の日付、つまり「本日」を取得します。(ちなみに時刻の場合は「Get (時刻)」)
◇使い途の例:レコードが追加されたら、自動で本日を入力する。
◇指定方法:フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Get ( 日付 ) を設定。 ※「Get ( 日付 )」とそのまま指定
◇結果:レコードが追加されると自動で現在の日付が入力される。
公式ページ↗


Get ( タイムスタンプ )|ゲット

現在の日付と時刻を取得します(スペース区切り)。
◇使い途の例:レコードが追加されたら、自動で本日の日付と時刻を入力する。
◇指定方法:フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Get ( タイムスタンプ ) を設定。 ※「Get ( タイムスタンプ )」とそのまま指定
◇結果:レコードが追加されると自動で現在の日付と時刻がスペース区切りで入力される。
公式ページ↗


Get ( 対象レコード数 )|ゲット

現在表示中のレイアウトの、対象になっているレコード数を取得します(検索結果などの数)。
◇使い途の例:複数のレコードがあって、スクリプトで何かを処理した最後に処理件数を表示する。 ◇指定方法:スクリプトの最後の行にカスタムダイアログで「メッセージ」に計算式として「"処理件数: " & Get ( 対象レコード数 )」を設定。 ※ ( ) 内はそのまま
◇結果:スクリプトを実行すると最後に「処理件数: 25」と現在の対象レコード数がダイアログで表示される。
公式ページ↗
(スクリプトが分からない場合は、本記事の内容を添えてお問合せ↗ください)


Get ( レコード総数 )|ゲット

現在表示中のレイアウトの、テーブル内にある全レコード件数を取得します。
◇使い途の例:スクリプトで検索した後に何かを処理し、最後に処理件数とレコードの総数を表示する。
◇指定方法:スクリプトで最後の行にカスタムダイアログで「メッセージ」に計算式として「"処理件数: " & Get ( 対象レコード数 ) & "/" & Get ( レコード総数 )」を設定。 ※ ( ) 内はそのまま
◇結果:スクリプトを実行すると最後に「処理件数: 25/100」のように分数の形で現在の対象レコード数とレコード総数がダイアログで表示される。
公式ページ↗
(スクリプトが分からない場合は、本記事の内容を添えてお問合せ↗ください)


※ ( ) の前後や内部のスペースは、あっても無くても影響はありません。本記事では見やすいようにスペースを入れています。
※ 具体的な設定方法の例は、「どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)」をご覧ください。


テキスト関数
(文字に関する情報を取得したり整形したりするもの)


Left ( 文字列 ; 文字数 )|レフト

文字列の先頭(左)から指定した文字数だけ取り出します。
◇使い途の例:「商品種別」フィールドに、「商品コード」フィールド(例:KLG-123-456)の先頭3文字を自動で取得。
◇指定方法:「商品種別」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Left ( 商品コード ; 3 ) を設定。
◇結果:「KLG」が商品種別フィールドに自動入力される。
公式ページ↗


Right ( 文字列 ; 文字数 )|ライト

文字列の末尾(右)から指定した文字数だけ取り出します。
◇使い途の例:「検索用電話番号」フィールドに、「電話番号」フィールド(例:090-1234-5678)の下4桁を自動で取得。
◇指定方法:「検索用電話番号」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Right ( 電話番号 ; 4 ) を設定。
◇結果:「5678」が別フィールドに自動入力される。
公式ページ↗


Middle ( 文字列 ; 開始位置 ; 文字数 )|ミドル

文字列の指定位置から指定文字数だけ取り出します。
◇使い途の例:「商品カテゴリ番号」フィールドに、「商品コード」フィールド(例:KLZ-123-456)の中央の数字部分(3桁)を抽出して格納。
◇指定方法:「商品カテゴリ番号」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Middle ( 商品コード ; 5 ; 3 ) を設定。
◇結果:「123」が「商品カテゴリ番号」フィールドに自動入力される。
公式ページ↗


Substitute ( テキスト ; 置換前文字列 ; 置換後文字列 )|サブスティテュート

指定した文字列の一部を別の文字列に置き換えます。
◇使い途の例:「商品コード英数字」フィールドで、商品コードに含まれるハイフン(-)を自動的に取り除いて整理されたコードを格納する。
◇指定方法:「商品コード英数字」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Substitute ( 商品コード ; "-" ; "" ) を設定。
◇結果:「商品コード」に「KLM-123-456」と入力すると、「商品コード英数字」フィールドに「KLM123456」と自動入力される。
公式ページ↗


※ ( ) の前後や内部のスペースは、あっても無くても影響はありません。本記事では見やすいようにスペースを入れています。
※ 具体的な設定方法の例は、「どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)」をご覧ください。


数字関数
(四捨五入など数字に関して調整するもの)


Int ( 数値 )|イント

小数点以下を切り捨てて整数部分を返します。
◇使い途の例:「税抜金額」フィールドに、税込金額から逆算して算出する際、割り切れない場合に小数点以下を切り捨てて整数にする。
◇指定方法:「税抜金額」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Int ( 税込金額 / 1.1 ) を設定。
◇結果:税込金額に「1100」が入力されると、税抜金額フィールドに「1000」が自動入力される。
公式ページ↗


Round ( 数値 ; 桁数 )|ラウンド

指定した小数点以下の桁数に四捨五入して返します。
◇使い途の例:「新商品売上比率」フィールドで、全体売上に対する新商品の割合を計算する際に割り切れなければ小数第2位までにする(四捨五入)。
◇指定方法:「新商品売上比率」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Round ( 新商品売上 / 総売上 ; 2 ) を設定。
◇結果:新商品売上が「12345」、総売上が「45678」の場合、「0.27」として自動入力される(本来は「0.270261⋯」と割り切れない)。
公式ページ↗


※ ( ) の前後や内部のスペースは、あっても無くても影響はありません。本記事では見やすいようにスペースを入れています。
※ 具体的な設定方法の例は、「どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)」をご覧ください。


日付関数・時刻関数
(日付や時刻に関して自動取得や整形するもの)


Date ( 月 ; 日 ; 年 )|デイト

指定した月・日・年から日付を作成します(年が3番目なので注意)。取得される日付書式は YYYY/MM/DD (年/月/日) です。
◇使い途の例:「契約年」「契約月」「契約日」とフィールドを分けてしまったので、「契約年月日」に1つの日付として自動でまとめる。
◇指定方法:「契約年月日」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Date ( 契約月 ; 契約日 ; 契約年 ) を設定。
◇結果:「契約年」が「2025」、「契約月」が「10」、「契約日」が「18」と入力があると、「契約年月日」フィールドに「2025/10/18」が自動入力される。(エラーは考慮しない)
参考:「日」に「0」が入ると「-1」で計算されるのが面白い。「2025」「10」「0」の場合、「2025/09/30」になる。
公式ページ↗


Year ( 日付 )|イヤー

日付から年を取り出します。
◇使い途の例:「更新年」フィールドに、更新年月日から自動的に年だけを取り出して格納するために使用。
◇指定方法:「更新年」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Year ( 更新年月日 ) を設定。
◇結果:「更新年月日」が「2025/10/19」の場合、「更新年」フィールドに「2025」が自動入力される。
公式ページ↗


Month ( 日付 )|マンス

日付から月を取り出します。
◇使い途の例:「誕生月」フィールドに、誕生年月日から月だけを自動的に取り出して格納するために使用。
◇指定方法:「誕生月」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Month ( 誕生年月日 ) を設定。
◇結果:「誕生年月日」が「2000/07/25」の場合、「誕生月」フィールドに「7」が自動入力される。
公式ページ↗


Day ( 日付 )|デイ

日付から日を取り出します。
◇使い途の例:「入社日」フィールドに、入社年月日から日だけを自動的に取り出して格納するために使用。
◇指定方法:「入社日」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Day ( 入社年月日 ) を設定。
◇結果:「入社年月日」が「2024/04/15」の場合、「入社日(数字)」フィールドに「15」が自動入力される。
公式ページ↗


YearName ( 日付 ; 形式 )|イヤーネーム

日付の「年」を和暦の年で返します。
◇使い途の例:「契約和暦年」フィールドに、契約年月日から自動的に和暦の年を取得して表示するために使用。
◇指定方法:「契約和暦年」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、YearName ( 契約年月日 ) を設定。
◇結果:「契約年月日」が「2025/10/23」の場合、「契約和暦年」フィールドに「令和7」と自動入力される。
公式ページ↗
形式に指定できる数字と返される例
0 令和7
1 令7
2 R7


DayName ( 日付 )|デイネーム

日付から曜日を日本語で返します。
◇使い途の例:「リフレッシュ曜日」フィールドに、「リフレッシュ日」から自動で曜日を取得して表示する。
◇指定方法:「リフレッシュ曜日」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、DayName ( リフレッシュ日 ) を設定。
◇結果:「リフレッシュ日」が「2025/10/24」の場合、「リフレッシュ曜日」フィールドに「金曜日」と自動入力される。
公式ページ↗


※ ( ) の前後や内部のスペースは、あっても無くても影響はありません。本記事では見やすいようにスペースを入れています。
※ 具体的な設定方法の例は、「どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)」をご覧ください。


日本語関数
(ひらがな・カタカナ整形など日本語に対応したもの)


Furigana ( 文字列 ) または Furigana ( 文字列 ; オプション )|フリガナ

日本語テキストを、ひらがなに変換します。オプションを使うと、カタカナやローマ字にも変換できます。
◇使い途の例:「氏名ふりがな」フィールドに、「氏名」フィールドから自動的にふりがなを生成して格納する。
◇指定方法:「氏名フリガナ」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Furigana ( 氏名 ) を設定。
◇結果:「氏名」が「徳川家康」の場合、「氏名ふりがな」フィールドに「とくがわいえやす」と自動入力される。
オプションの数字
1 ひらがな
2 全角カタカナ
3 全角ローマ字
4 半角カタカナ
5 半角ローマ字
公式ページ↗


Hiragana ( 文字列 )|ヒラガナ

文字列の半角および全角カタカナをひらがなに変換します。
◇使い途の例:「会社名ひらがな」フィールドに、会社名フリガナ(カタカナ)を自動でひらがなに変換して格納するために使用。
◇指定方法:「会社名ひらがな」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、Hiragana ( 会社名フリガナ ) を設定。
◇結果:「会社名フリガナ」が「オオエドカブシキガイシャ」の場合、「会社名ひらがな」フィールドに「おおえどかぶしきがいしゃ」と自動入力される。
公式ページ↗


NumToJText ( 数値 ; セパレータ ; 文字種 )|ナムトゥージェイテキスト

数値を漢数字や3桁カンマ区切りなどに変換して返します。
◇使い途の例1:請求書の「金額(漢数字)」フィールドに、数値を自動で漢数字表記に変換して格納。
◇指定方法1:「金額(漢数字)」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、NumToJText ( 金額 ; 3 ; 2 ) を設定。
◇結果1:金額「123456」が「十二万三千四百五十六」と自動入力される。
---
◇使い途の例2:レポートで「売上金額(3桁区切り)」を表示する際、カンマ付きで見やすく整形。
◇指定方法2:「売上金額(3桁区切り)」フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」に、NumToJText ( 売上金額 ; "," ; "半角" ) を設定。
◇結果2:売上金額「1234567」が「1,234,567」と自動入力される。
---
セパレータ(区切り):
0 - なし
1 - 3桁ごと
2 - 万・億単位(例:1億2345万6789)
3 - 十〜億単位(例:1億2千3百4十5万6千7百8十9)
種類:
0 - 半角数字
1 - 全角数字
2 - 漢数字
3 - 古い漢数字(例:壱弐参)
公式ページ↗

※ ( ) の前後や内部のスペースは、あっても無くても影響はありません。本記事では見やすいようにスペースを入れています。
※ 具体的な設定方法の例は、「どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)」をご覧ください。


論理関数
(条件分岐するもの)


If ( 条件式 ; 結果 1 ; 結果 2 )|イフ

条件式が真の場合は結果 1、条件式が偽の場合は結果 2 を返します。
◇使い途の例:「在庫数」計算フィールドで、「在庫」フィールドが 0 以下なら「在庫切れ」、それ以外は「在庫あり」と表示する。
◇指定方法:If ( 在庫数 ≦ 0 ; "在庫切れ" ; "在庫あり" )
◇結果:在庫数が 5 の場合、「在庫あり」と表示される。
公式ページ↗


Case ( 条件 1 ; 結果 1 ; 条件 2 ; 結果 2 ; ... ; デフォルト値 )|ケース

複数の条件を順番に評価し、条件に一致した時点で結果を 1 つ返します。
◇使い途の例:「成績」フィールドに、「スコア」フィールドの点数に応じて成績を自動計算。
◇指定方法:
 Case (
 スコア >= 90 ; "優" ;
 スコア >= 60 ; "可" ;
 "不可" )
◇結果:「スコア」フィールドに 75 が入力されると、「成績」フィールドに「可」が自動入力される。
参考:上の計算例で改行が入っているが問題ない。見やすくするために推奨。
公式ページ↗


※ ( ) の前後や内部のスペースは、あっても無くても影響はありません。
本記事では見やすくスペースを入れています。


どこで、どうやって関数を使えばいい?(図解)

ここまでご紹介してきた関数は、各計算式ダイアログ内で使うことができます。
上でいろいろ紹介した中で多く登場した、

・フィールドオプションの「入力値の自動化>計算値」

こちらについて、具体的な設定方法をご案内します。


具体的な設定方法

まず、フィールドオプションというのは、データベース管理からアプローチできます。



フィールドを選択し、オプションボタンからダイアログを開くことができます。
(フィールドをダブルクリックでも開きます)



入力値の自動化というのはタブのことです。



計算値、というのは真ん中の少し下あたりにあります。



チェックを入れるか「指定...」ボタンを押すと計算式ダイアログが出ます。



このダイアログの中で関数を使うことができます。
右側に関数の一覧が出ていれば関数を使える、と思って頂いても良いです。



上述の Left 関数で扱った商品種別を例にすると、
・Left ( 商品コード ; 3 )
このような関数を設定することになります。

「Left」関数を右側の一覧から探します。
関数が多いので探しにくいですが、「Left」で検索することも出来ます。



ダブルクリックをして真ん中の余白部分に入れ込みます。
なお、ダブルクリックか Enter をしないと余白に入り込みません。
(余白に指定が無い状態で OK すると、単にダイアログが閉じるだけです)



「テキスト」の箇所にフィールドを指定します。
左側のフィールド一覧にある「商品コード」をダブルクリックして入れ込みます。
注意点ですが、入れ込むのは「商品コード」です。「商品種別」ではありません。
商品コードの左3桁を取得したい、というのが目的で関数を使うからです。



「文字数」には「3」を手入力します。
商品コードの左3桁を取得したいからです。



使い慣れてしまえば、手入力で「Left ( 商品コード ; 3 )」と余白に書き込むことも可能です。
(間のスペースは無くても大丈夫ですが、視認性の観点からスペースは入れることを推奨します)



さてこれで OK ですが、「フィールドに既存の値が存在する場合は置き換えない」のチェックは今回外しておきます。
(このチェックボックスが入っていると、空欄にならない限り再計算されません)



これでブラウズモードに戻し、商品コードに「KLG-123-456」を入れてみます。



余白がクリックされるなどしてレコード確定すると、商品種別に「KLG」が自動で入りました。



他に計算式ダイアログを使う場所として、
・スクリプトで、計算式を入れられるステップ
・レイアウトモードでのインスペクタにある計算式が入れられる箇所
・条件付き書式で、計算式による条件設定箇所
といった箇所が挙げられます。


留意点

値が常に変動する情報に関しては留意が必要です。
特に Get ( 日付 ) や Get ( タイムスタンプ ) などです。
これらはリアルタイムの表示(刻々と秒が刻まれる)には向いていません。

例えばレイアウト上に「Get ( タイムスタンプ )」を表示させたボタンバーがあったとします。





表示された時点の日時が表示されたままで、時を刻むことはありません。
最新のタイムスタンプ情報を表示するには、メニューバー「レコード>ウインドウ内容の再表示」を行うことになります。
(レイアウトを移動して戻ったり、検索モードからブラウズモードに戻ったりしても値は更新されます)

こんなことがあるので、Get ( 日付 ) や Get ( タイムスタンプ ) といったものは、何かの "出来事" があった日時を記録するために使うのがふさわしいです。
例えば、レコードの作成タイムスタンプとか、承認時タイムスタンプなどですね。

「関数を使っても正しい情報が取れない!」という時は、関数の性質に寄り添って使い途を見直すと良いと思います。




まとめ

厳選したつもりですが、それでも多くなりました。
まあ、気になるものからチョコチョコ使ってみて、面白くなってきたら他の関数も調べてみるのはいかがでしょうか。

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今日も良い一日を♪










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