「AI で業務アプリを自分たちで作れるんじゃないか」
そんな時代になってきました。
プロンプトを入力するだけで、AI がプログラミングしてくれます。
とはいえ、「どこまで作れるのか」「作った後も運用し続けられるのか」といった疑問もあります。
この記事では、AI で業務アプリを作ることについて、期待できる部分やリスクについて整理してみます。
Index
- AI は業務アプリをどこまで作れるのか
- 環境の話:パソコン 1 台で足りるか、公開が必要か
- AI での作り方にはどんな種類があるのか
- AI が苦手なところやリスク
- 自社で保守運用し続けられるのか
- まとめ
余談:
AI は業務アプリをどこまで作れるのか
ケース1:一つの表を管理するだけの業務 >>> かなり得意と思われる
名簿、在庫リスト、進捗表など、一つの表を見たり更新したりするだけの業務なら、AI は安定して作れそうです。
入力フォームと一覧表示くらいなら、会話を数回するだけで形にできると思われます。
ケース2:複数のデータが紐づく業務 >>> 条件次第でいけそう
「顧客」と「注文」のように、データが紐づく業務アプリは作れると思われます。
ただし業務ルール通りに正しく動くかどうかは、どこまで具体的に伝えられるかに左右されそうです。
あいまいな指示だと、何度も何度も、本当に何度も指示をして、でも結局思い通りにならない可能性もあります。
ケース3:条件や例外がかなり多い業務 >>> 難易度が上がるはず
条件や例外がかなり複雑な業務の場合、AI だけではまだ難しいか、悪戦苦闘する可能性が高いです。
例えば次のようなケースです。
- 複雑な計算ロジックや人の "塩梅" が混じる(条件で単価や割引率が変わる)
- 状態(ステータス)で振る舞いが変わる業務(受注→出荷待ち→請求済 など)
- 外部システムとの連携(会計ソフトや EC サイトとのやり取り)
- 承認フローや権限管理(人や状況で扱いが変わる)
- 拠点・部署ごとの微妙なルールの違い
環境の話:パソコン 1 台で足りるか、公開が必要か
作れるかどうかと同じくらい大事なのが、どこで動かすかです。
一人で使うならパソコン 1 台で完結することも多い
自分だけで使うなら、自分のパソコン上で動かして完結できることが多いです。
複数人なら、「事務所内だけ」か「外からも」かを考える
複数人で使うなら、
・事務所内(LAN内)だけで完結するか
・外からもアクセスできるようにするか
を考えます。
事務所内だけで使うなら、LAN内にサーバー役の機器を置くだけで多くは完結します。(インターネット公開は不要)
しかし外からもアクセスしたいなら、難易度が上がってきます。
・事業所内ネットワーク設定は AI が自分ではできない。(手も目もない)
・あるいは、VPN やクラウド公開など何らかの形でインターネット経由の仕組みが必要。
・インターネット公開する途端に情報漏洩や流出のリスクが高まる。
どちらを選ぶかでリスクの大きさが変わる
LAN内だけなら、外部からのリスクは比較的低くなります(社内の端末を通じた侵入経路には注意が必要)。
インターネット公開すると誰でもアクセスを試行できる状態になり、セキュリティ対策が必要になります。
AI での作り方にはどんな種類があるのか
AI の指示をもらって自分で作るか、AI に全て作ってもらうか、ざっくり2パターンあります。
チャット形式の AI でコードを書いてもらう
ChatGPT や Claude のような AI に要望を伝え、生成されたコードをそのまま使います。
手軽に始められるのが良い点です。
ただし、AI の言われるがまま、何の疑いもなく手を施すことになります。
何の知識もない場合、パソコンにダメージを与えるようなミスをしても気づかず、データ消失も怒り得ます。
プロンプトから自動でアプリを組み立ててくれるサービス
要望を伝えるだけで、画面やデータの構造をある程度自動で組み立ててくれるサービスも増えています。
コードを見る必要がない分ハードルは低いですが、上と同じようなリスクは残ります。
しかも勝手に色々構築してしまうので、裏で何をしているのかは分かりません。
AI が苦手なところやリスク
ここまでの内容を踏まえて、AI に任せると難しくなるポイントをまとめます。
業務ルールの隠れた例外を汲み取れない
業務ルールには「実はこの場合だけ違う」という例外が隠れていることが多いです。
AI はそうした例外を自分から見つけてはくれることはありません。
正確に動く反面、正確に間違うことも充分あり得ます。
複数人での同時アクセスが正しく動いているかの検証
複数人で使う仕組みを AI で組んだ場合の検証は注意が必要です。
「動いているように見える」ことと「実際に正しく動いている」ことは違います。
これを見抜くにはある程度の専門知識や経験がが必要な部分です。
環境やセキュリティが意図通りの設定かどうかの検証
「LAN内」にせよ、外からのアクセス開放にせよ、ネットワークが絡むのは物理的な確認も必要なことがあります。
「LAN内のつもりが、設定の不備で外部からもアクセスできる状態だった」といった設定ミスなどです。
AI に全て頼ってしまうと、気づかない間にリスクに晒されている恐れもあります。
「動いているように見えるが実は間違っている」の真偽
結局、AI だけに任せてしまうと人間側で判断がつかない場面に遭遇することが多くなります。
一見きちんと動いているのに、間違いに気づかないまま使い続けてしまうリスクは拭えません。
自社で保守運用し続けられるのか
業務アプリをうまく作れたあと、使い続けられるかどうかも重要です。
誰が「直せる人」なのか
運用しながら「ここを直したい」という要望は必ず出てきます。
・プロンプトを書き直せる人は誰なのか?
・出てきた結果が正しいかを判断できる人は誰なのか?
「誰」がいるなら、安定的に使っていけると思います。
作った人がいなくなったら、どうなるか
AI と会話しながら作ったシステムは、裏側の作りが本人以外には分かりにくくなりがちです。
担当者が異動・退職すると、誰も中身を把握できない・直せないという状態になる可能性があります。
サービスの仕様変更・終了のリスク
AI やアプリ作成サービスはまだ新しく(2026年時点)、仕様変更やサービス終了の可能性もゼロではありません。
そうなれば、作ったものがそのまま使えなくなることも考えておく必要があります。
まとめ
AI は、業務アプリを作るハードルを大きく下げてくれました。
シンプルな一覧管理程度なら、専門知識がなくても形にできるのが良いですよね。
弊社では AI を使った業務アプリを一緒に作るサポートもしております。
一度やり方を覚えれば自社で継続的に低コストで業務アプリを運用できると期待できます。
「最初は難しそうだから作ってもらいたい」といったご相談もどうぞ。
AI が不安という場合には、昔ながらのデータベースによるご案内もしています。
もし何かご相談したいことがあればフォームからご連絡ください。無料相談フォーム ▷
今日も良い一日を♪

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