ファイルメーカー(FileMaker)  プリザンター(Pleasanter)
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プリザンター(Pleasanter)はファイルメーカー(FileMaker)と何が違う?費用の違いや用途の違いを解説

国産のWebデータベース「プリザンター(Pleasanter)」と「ファイルメーカー(FileMaker)」との比較した記事です。
本記事があなたにとって、どちらが自社のデータ管理に合うか?の判断基準になれば幸いです。

※プリザンター® Pleasanter® は株式会社インプリムの登録商標です。
※ファイルメーカー, FileMaker は Claris International Inc. の登録商標です。


Index
  • プリザンター (Pleasanter) の優位性
  • 環境・機能面の比較表
  • 費用面の比較表
  • 運用効率・学習コスト比較
  • 選ぶポイント比較
  • まとめ



プリザンター (Pleasanter) の優位性

余談:根は真面目な僕は3つの自己訓示をしています。「①自覚すること ②面白がること ③ちゃんとやりすぎないこと」この3つを常日頃で意識することで、気持ちがラクになりました。いつも「きちんとやらないといけない」と追い込まれている人は、この3つを唱えてみてください^ ^

プリザンター (Pleasanter) は国産のデータベースツールです。
2016年にリリースされたので、比較的新しいと言えます。
( FileMaker は1987年、kintone は2011年のリリース)


ファイルメーカーの優位性と気になる点

エクセルの代替手段としてファイルメーカー(FileMaker)は超有力だと個人的には考えています。
しかしながら、コスト面でネックになることがあるかもしれません。
複雑な業務管理や、4・5人以上で使う分には高いコストパフォーマンスのファイルメーカー。
しかしながら、次の場合には費用面で二の足を踏む傾向にあります。

・登録情報が少なかったり、単純なデータ記録がメイン
・使う人数が1~2人と少ないがデータ共有が常時必要
・有用性が理解されずに予算が下りない


プリザンターの優位性

そんなときに力を発揮すると期待できるのが「プリザンター (Pleasanter)」です。

なんといっても、オンプレミス版は無料で提供されているのが大きな魅力です。
・いろんなツールを使ってみたいが初期コストがネック・・・
・せっかくコストをかけて導入してもそのツールを使いこなせるか不安・・・

こんな事情も、無料であれば「まずはやってみよう」と前向きになれます。
具体的には次のようなデータ管理などに対応ができます。

進捗管理 / ヘルプデスク / 問い合わせ管理 / 稟議申請
/ 点検管理 / 貸出管理 / 従業員管理 / 休暇申請
/ 経費精算 / 備品購入申請 / 備品管理 etc...


環境・機能面の比較表

ではまず、利用環境や機能の面での比較表を見てみましょう。

項目 プリザンター (Pleasanter) ファイルメーカー (FileMaker)
メーカー 株式会社インプリム(日本の会社、プリザンターは国産ツール)
設立は2017年
Claris International Inc.(アメリカの会社でアップルの子会社)
設立は1987年
利用環境 ブラウザベース、全デバイスで利用可能 Windows または Mac で専用ソフト(FileMaker Pro)を使用/ブラウザ機能も可(条件あり)
フォーマット/画面設計 決まったフォーマットで誰が作っても同じ画面 色・フォント・大きさ等、自由にカスタマイズ可能、印刷画面なども細かく設定可能
UI/UX (画面仕様) シンプルな標準 UI (User Interface つまり画面) で素早く共有 高度に作り込み可能、ユーザーフレンドリーに調整可能
カレンダー/集計/チャート/カンバン 標準機能としてすぐ使える 自作のカスタマイズで実現(テンプレート/アドオンも有り)
リレーション(データの紐づけ) シンプルな紐づけは可能 複雑なリレーションでも自在に構築可能
ファイル格納/再生 データ中心(画像を限定的に格納可能または外部連携) 画像・動画・PDF等を格納・再生可能、他のファイルも格納可能
iPhone/iPad 親和性 ブラウザで利用可 FileMaker Go により高い親和性、デバイス機能活用
Android 親和性 ブラウザで利用可 WebDirect 機能を使ってブラウザで利用可 (FileMaker Server, FileMaker Cloud 必須)
拡張性 改変で拡張可能だが難易度高め 工夫次第で無限に拡張可能(何らかの方法は見い出せる)
自動化/スケジュール 外部ツールやサーバー連携で対応 FileMaker Server のスケジュールで自動操作可能
スケーラビリティ 1名から、大人数利用(数千名)も比較的得意 中小〜中堅向け(1名から数名、数百名規模が一般的)
セキュリティ アクセス制御などを設定可能 アカウント別権限、OAuth、暗号化など細かく設定可能
オンプレミス/クラウド オンプレミス版は全機能利用可、クラウドもあるが制限あり FileMaker Server(オンプレミス)/FileMaker Cloud に対応
API/外部連携 REST API 連携可能 REST API 連携可能、ODBC/JDBC 利用可能

シンプルさを求めるならプリザンター、柔軟に対応させたいならファイルメーカー、そんな感じが読み取れますね。


費用面の比較表

次に費用面での比較を見てみましょう。

観点 プリザンター (Pleasanter) ファイルメーカー (FileMaker)
導入コスト オンプレミス版は無料。

クラウド版は月額2,500円~(無料版は制限が厳しい)。
FileMaker Cloud は年間 145,200円~ (5ユーザ)。一定期間の無料お試しあり。
オンプレミス版は年間 122,100円~ (5ユーザ)。
1ユーザーのみ利用は1回のみ 73,260円。一定期間の無料お試しあり。
運用コスト クラウド版は上の導入コスト月額費用。

オンプレミス環境ではサーバー維持費のみ。例:VPS の Ubuntu サーバーで月額数百円~数千円。
FileMaker Cloud は上記の費用が運用コスト。

オンプレミス契約の場合は、上記の費用に加えてサーバー維持費が別途必要。例:VPS の Ubuntu サーバーで月額数百円~数千円。
追加ユーザー オンプレミス版は無制限。
クラウド版はユーザー数に応じた課金。
ユーザー数の追加に伴いライセンス費用追加。
サポート/保守 コミュニティ利用は無料。
必要に応じてベンダー有償サポートを利用。
コミュニティ利用は無料。
Claris 社公式サポートあり(契約時に要確認)。
必要に応じてベンダー有償サポートを利用。
トータルコスト 小規模〜大規模まで低コストで運用可能。開発力があれば非常に安価。 中小〜中堅企業向け。
ユーザー数が増えると費用も比例して上がるがコストパフォーマンスは有利になる。

費用面ではプリザンターが有利ですが、ガッツリ使うならファイルメーカーもコストパフォーマンスは高い、という印象ですね。


運用効率・学習コスト比較

次は、案外見落としがちな観点の比較です。

観点 プリザンター (Pleasanter) ファイルメーカー (FileMaker)
導入容易性 オープンソース版 (無料) はインストールに技術的知識が必要。
クラウド版はすぐ利用可能。
インストールは比較的容易。
FileMaker Cloud はある程度 FileMaker Pro を作った経験があれば比較的スムーズ。
オンプレミス版はサーバーの用意に多少なりとも技術的知識が必要。
導入時すぐの操作性 独特の UI と仕様でつまづく。使っていれば少しずつ操作性に慣れてくる。 シンプルなデータベースの場合は比較的スムーズに制作可能。少し複雑さが増すと、独自の UI や仕様で難易度が高くなり相応の学習やサポートが必要な場合も。
メンテナンス性 オンプレミス版はサーバー管理・アップデート作業に技術的知識が必要。
クラウド版はベンダーが管理。
ライセンス契約中は安定的に運用可能。但し予期しない事態に備えて学習をしておくことが重要。
学習コスト UI はシンプルで比較的直感的。
高度なカスタマイズには SQL や JavaScript といった知識が必要。
ノーコード/ローコードで開発可能。
複雑な設計には習熟が必要。
ユーザー教育 基本操作は問題なし。利用者向け教育は少なめで済む。
管理者の教育はマニュアル等が必要。
機能の基本や独自制作の操作性で教育が必要。
管理者・制作者はマニュアルまたは継承できる体制を整えることが必要。
運用担当者負荷 オンプレミス版は運用負荷が大きい。
クラウド利用なら権限周りだけなど限定的。
開発後のバグなどが落ち着いて安定期に入れば負荷は低い。
大きな改善や改良をするとなると設計・管理の専門性が必要。
スキル要件 データベースやサーバー知識があると強み。
Linux 関連に慣れていると更に強み。
データベースやサーバー知識があると強み。
プログラミング未経験者でも習得可能。
ただし本格開発には専任者が必要な場合も。

ここでは何とも悩ましい感じの比較になりました。
プリザンターは導入やカスタマイズにはハードルの高さが伺え、ファイルメーカーは長期的な観点では優位な印象がありますね。


選ぶポイント比較

最後に、結局どっちなの?ということで選ぶポイントを比較してみます。

選ぶポイント プリザンター (Pleasanter) ファイルメーカー (FileMaker)
スピード重視 標準機能を使ってすぐに業務改善。テンプレート導入で即日運用可能。 開発に少し時間はかかるが、要件に合わせたアプリを柔軟に構築可能。
コスト重視 オンプレミス版利用でライセンス費用を抑制。多数ユーザーでも低コストで展開。 ライセンス費用は必要だが、自社専用アプリを長期的に活用可能。
データ管理 業務データをブラウザ上で一元管理。いろいろな業務データを全員で共有・一覧化しやすい。 複雑なリレーションを組める柔軟な一元管理が可能。写真・画像・動画・PDFなども直接格納し再生も可能。
モバイル活用 ブラウザで全デバイス対応。基本的な閲覧・入力が中心。 iPhone/iPad に最適化。カメラ・画像文字化・手描き図など端末機能を活用可能。
カスタマイズ性 UI はシンプルで画一的。拡張は難易度高め。 完全に自由な画面設計が可能。業務フローにフィットした仕組みを構築できる。
学習・サポート体制 コミュニティあるが情報少なめ。商用サポートを提供する事業者もある。 コミュニティあるが情報やや少なめ。公式サポート+パートナー企業+サポート事業者は多い。

よく分からないという場合、まずはコストをかけずにプリザンターで始めてみるというのは有力かもしれません。
最初から複雑な仕組みが必要だと分かっている場合はファイルメーカーから入ってみる手もあります。


将来的なシステム移行

参考までに、将来的に移行できるかどうか?を考えてみます。
「プリザンター → ファイルメーカー」という移行は比較的なんとでもなります。
「シンプル構造 → 作り込んだ構造」のためで、例えばマンションから注文住宅への引越しは家具のサイズや間取り的にも比較的自由が利きます。

逆の「ファイルメーカー → プリザンター」という移行は前途多難が予想されます。
「作り込んだ構造 → シンプル構造」のためで、例えば注文住宅からマンションへの引越しは様々なものを処分し、買い替えなど考えることが多くなります。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
なるべくコストをかけたくない、まずはシンプルスタートでいい、という場合はプリザンターが有力と言えます。
クラウド版はすぐに無料で始められるのも魅力です。(但し、データ数などの制限は厳しい)
オンプレミス版は無料ですべて使えますが、環境を整備するには専門知識が必要になります。
もし、初期導入の環境整備は頼みたい、色々相談したい、といった場合にはお問合せよりご連絡ください。

ファイルメーカーに関しても無料相談にてプロの知見を聞くことができます。




今日も良い一日を♪










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